「あめ湯」の起源(?)は、3年前にさかのぼる。
当時、わたしは、地域のオンラインマガジンを制作しており、編集人のコーナにブラックなエッセイを載せていた。
基本的に表に出るのが嫌いで、周りの誰からも「縁の下の力持ち」と言われていたわたしが、エッセイに付けたタイトルは「縁の下だより」。すべて実話である。これが、なぜか一部の訪問者にウケていた。その最終回は「銭湯戦闘記」だった。
オンラインマガジンは、Mac環境で制作していたので、ActiveXやCSSを使うことができず、わたしは個人的に別天地をもとめた。
ベッコアメに個人サイトを開設し、「縁の下だより」を移設した。この個人サイトに、わたしはJavaAppletのページを作ろうとし、コンパイルエラーが出るや、あきらめた。
「Try!XML,XSL」のコーナに掲載している「Making of XML」というエッセイでJDKについて少し触れているが、JDKを入れて作ろうとしていたのが「今日の番台」の原型になるものだった。訪問者がのれんをドラッグ&ドロップで移動させると、曜日毎に、異なる番台担当者のイラストが現れる、そういうものはできないかなあ、コーナのタイトルは「あめ湯」だよなあ、とおもっていた。「あめ湯」というタイトルは、ベッコアメの会員だったから思いついただけの安易なネーミングである。
そんなものを作るだけのために、Javaの知識も全くないのにJDKをインストールするデザイナもデザイナだが、とにかく愉快なコトが好きなので仕方ない。
しかし、JavaAppletを、何かの形で仮に制作できていたとしても、ロードに時間を要したり、コードは複雑になっていたとおもう。
......という、HTMLベースで困難だったものが、な・な・なんと、XMLで簡単に実現してしまった。しかも、カレンダーと担当者と絵を連動させたページが完成した。
これは相方のスクリプト能力によるものだが、そのスクリプトも、XMLとDOMがなければ存在しない。
つまり、「XMLを使えば、簡単にインタラクティヴなページを制作できる!」ということなんだ。
そうだ!XMLを使えば、HTMLなんてメじゃない、面白いページができるのだ!
さて、その「あめ湯」の起源であるエッセイ「縁の下だより」から、セレクトした16編を、再録して公開する。HTMLとCSSで書かれていたソースを、XMLとXSLとCSSに置き換えた。それらのソースを、相方に渡し、Scriptを記述してもらった。
17個のXMLファイルを、このHTMLファイル上に読み込んでいる。これは、DataIslandと呼ばれるものだ。XMLファイルには、エッセイの本文が書かれていて、共通のXSLと外部CSSで表示されるようになっている。このHTMLファイルとXMLファイルのデザインが異なっているが、XMLファイルを表示させる際に新しいウィンドウを開いているわけではない。これがミソ。
個人サイトでは、「日記」など、テキスト主体で更新するコーナも多いとおもう。そのようなコーナをXML化すると、更新が迅速に行えるようになるので、XML化をお考えの方は、ぜひ、挑戦していただきたいとおもいます。
では、XML版「縁の下だより」をお楽しみください。
但し!虫や汚いもの、エグイものが苦手な方、食事中の方は、絶対に読まないでください。気持ち悪くなっても、わたしたちは一切責任を負うものではありません。
(XML,XSL,CSS,文:薬師寺聖、VBScript:薬師寺国安)
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