テレもち
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2005年8月20日更新

Access 2003 + XML

MDBファイルから要素のみのXML文書を作成する

 ここでは,リスト1と同じ項目の表(access1.mdb)を使って,練習していきます.
 図1(access1.mdb)を見てください.これは,リスト1と同じ項目からなる,Access2003のデータです.データ品名,品番,メーカ,価格という項目があり,データが入力されています.このAccess2003データから,リスト1のようなタグ付けのXML文書を作成するには,XMLへのエクスポート機能を使います.
【図1】Access2003のデータであるaccess1.mdbを表示させている
access1.mdb
【リスト1】MDBファイルのデータに付けるタグの見本(list1.xml)
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<商品情報>
  <商品>
    <品名>エアコン</品名>
    <品番>AS-285JD</品番>
    <メーカ>糖芝</メーカ>
    <価格>71500</価格>
  </商品>
  <商品>
    <品名>エアコン</品名>
    <品番>AS-285J-W</品番>
    <メーカ>糖芝</メーカ>
    <価格>99800</価格>
  </商品>
  <商品>〜</商品>繰り返し
</商品情報>
@Access2003のaccess_excelDataテーブルを選択状態にし,[ファイル/エクスポート]を選択します(図2).
【図2】「ファイル/エクスポート」の画面
「ファイル/エクスポート」の画面
A[ファイル/エクスポート]を選択して開いた[テーブルをエクスポート]ダイアログボックスで,「保存先」と「ファイル名」を指定します.[ファイルの種類]に「XML」を指定します(図3).
【図3】「ファイルの種類」にXMLを指定する
「ファイルの種類」にXMLを指定する
Bこの状態で[エクスポート]をクリックすると[XMLのエクスポート]ダイアログが開きます.デフォルトでは,「データ(XML)(D)」と「データのスキーマ(XSD)(S)」の2つにチェックが付いています.この練習では,XMLデータだけをエクスポートするため,[データのスキーマ]のチェックを外します(図4).スキーマとは,XML文書の構造やデータ型を定義する仕様です.
【図4】「データのスキーマ」のチェックを外す
「データのスキーマ」のチェックを外す
C図4(B)の画面で[OK]をクリックすると,図5のようにAで指定したフォルダに指定したファイル名でXMLファイルがエクスポートされます.
【図5】指定したフォルダに指定したファイル名でXML ファイルが保存される
指定したフォルダに指定したファイル名でXML ファイルが保存される
DエクスポートされたXMLファイル(access1.xml)をメモ帳で開いてみてください.図6のように,きちんとXML文書の形で保存されているのが分かります.ルート要素には,デフォルトで<dataroot>という要素名が自動的に付加されます.ルート要素の子要素としてAccess2003のテーブルに付けた名称,ここでは「商品」が付加されています.この<商品>要素の子要素として,テーブルの各フィールド名が要素名として扱われ,データが内容テキストとして付加されています.
ルート要素である<dataroot>を<商品情報>という要素名に変更すれば,リスト1のような構造のXML文書になります.
図6の下線部の,xmlns:od="urn:schemas-microsoft-com:officedata" generated="2003-09-19T14:29:37"は,このXMLデータがOfficeデータ(od)であることを表す接頭辞を定義しているコードです.この部分は削除しても何ら問題はありません.
※XMLファイルは,UTF-8でエクスポートされます.ワードパッドでは開けませんので,メモ帳を使ってください.
【図6】エクスポートされたXMLファイルを「メモ帳」で開いたところ
エクスポートされたXMLファイルを「メモ帳」で開いた
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