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2005年8月20日更新

InfoPath 2003 + XML

XML文書の雛形から入力フォームを作成する

InfoPath2003でXML文書を作成するには,
1. XML文書やスキーマに合った,XML文書の入力フォーム(テンプレート)を作成する
2. 作成した入力フォームにデータを入力してXML文書を作成する
という2段階の手順を踏みます.
ここでは,リスト8のような構造のXML文書を作成してみましょう.
まずは,雛形となるXML文書を読みこんで入力フォームを自動作成します.
【リスト8】雛形として使うXML文書
<?xml version="1.0"?>
<商品情報>
  <商品>
    <コピー>除菌プラズマ空気清浄ユニット搭載 </コピー>
    <品名>エアコン</品名>
    <品番>AS-285JD</品番>
    <メーカ>糖芝</メーカ>
    <価格>71500</価格>
    <説明>空気の汚れを強力集じん.除菌効果も長続き.プラズマ脱臭効果,省エネ設計,電気代の節約にも.</説明>
  </商品>
  <商品>
    <コピー>お部屋の空気をリフレッシュ </コピー>
    <品名>エアコン</品名>
    <品番>AS-285J-W</品番>
    <メーカ>糖芝</メーカ>
    <価格>99800</価格>
    <説明>プラズマ空気清浄搭載,ホコリや花粉をまるごとキャッチ.細菌,ウィルス対策万全.エアコン内部を清潔にキープします</説明>
  </商品>
</商品情報>
@InfoPath2003を起動し,[ファイル/フォームのデザイン]を選択します.画面の右側に[フォームのデザイン]メニューが表示されます.この中から[データソースから新規作成]を選択します(図34).
【図34】[ファイル/フォームのデザイン]を選択する
[ファイル/フォームのデザイン]を選択する
A[データソースセットアップウィザード]のダイアログボックスが開きます.[フォームに使用するデータソースの種類]に,[XMLスキーマまたはXMLデータファイル(X)]を選択します(図35).
【図35】[XMLスキーマまたはXMLデータファイル(X)]を選択する
[XMLスキーマまたはXMLデータファイル(X)]を選択する
B[参照]ボタンをクリックして,データソースとして使用するXMLデータファイル(list8.xml)を指定し,[完了]ボタンをクリックします(図36).
【図36】データソースとして,雛形となるXMLファイルを指定する
データソースとして,雛形となるXMLファイルを指定する
CデータソースとしてBで指定したlist8.xmlファイルには,既に何件かのデータが記録されています.そのデータを既定データとして使用するかどうかの確認ダイアログが開きます.このサンプルでは[いいえ]を選択して,入力ボックスが空の入力フォームを作成します.[はい]を選択すると,生成された入力フォームの入力ボックスに,list8.xmlに記録されている既存のデータが表示されます.
【図37】雛形のデータを既定データとして使用するかどうかの確認ダイアログが開く
雛形のデータを既定データとして使用するかどうかの確認ダイアログが開く
D空白のフォームが表示されます.右の[データソース]メニューに[使用するデータソース]として,読み込んだlist8.xmlファイルの要素が表示されます(図38)
【図38】[使用するデータソース]として雛形のXMLファイルの要素が表示される.
[使用するデータソース]として雛形のXMLファイルの要素が表示される.
E図38から[使用するデータソース]に表示されている「商品情報」を選択して,そのまま左の空白のフォーム上にドラッグドロップします.すると図39のボックスが空のフォーム上に表示されます(図39).
【図39】[使用するデータソース]から要素を選択してフォーム上にドラッグドロップして表示されるメニュー
要素をドラッグドロップして表示されるメニュー
F図39で[コントロール付きセクション]を選択します.すると図40のように,あっ!という間に各項目の入力ボックスが生成されます(図40).
【図40】[コントロール付きセクション]を選択する
[コントロール付きセクション]を選択する
G生成された入力ボックスで[説明]の項目に,入力されるデータが折り返して表示されるように設定します.[説明]の入力ボックスを選択状態にしてマウスの右クリックで表示されるメニューの[テキストボックスのプロパティ]を選択します(図41)
【図41】[テキストボックスのプロパティ]を表示する
[テキストボックスのプロパティ]を表示する
H長い文章を入力することになるため,[表示]タブを選択し,[オプション]内の[文字列を折り返して全体を表示する]にチェックを付け[OK]ボタンをクリックします.
【図42】[文字列を折り返して全体を表示する]にチェックを付ける
[文字列を折り返して全体を表示する]にチェックを付ける
I[説明]項目の入力ボックスの枠を広げ,[コピー]項目の入力ボックスの横幅を広げています(図43)これで入力ボックスの完成です. [ファイル/名前付けて保存]で,任意のファイル名を付けてこのフォームを保存します.このサンプルではInfoPath_Form1というファイル名で保存しています.拡張子はxsnになります.
【図43】入力フォームの幅を調整する
入力フォームの幅を調整する
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